弟子とアンパンマン

 生まれて初めてドラムを教えることにしました。今までドラムに触ったこともない子なのだけど、アーティストとしては僕自身が尊敬している子です。ドラムそのものだけでなく、何かに臨む姿勢とか、練習する上での考え方とか、”できる”ということはどういうことなのか、僕が大学の時に教えてもらったこととその後僕自身が悩んで得てきたことを、伝えたいなあと思ったのです。去年、約20年ぶりに師匠と再会した時に、「ああ、ぼく僕今でもこの人の弟子だなあ」と感じるものがあって、まあ、彼女が同じように僕の弟子と思ってくれるかどうかはわかりませんが、僕自身の成長のためにも必要なのだろうと思って頑張ろうと思います。

 で、初回の今日、やりたい曲を持ってきて、といって持ってきたのがこれ。

 他にもゴールデンボンバーとかあったのだけど、シンプルなシングルストロークバスドラムの頭打ちでできるこの曲が、初めてとしてはちょうど良い教材になりました。内容としてはまず最初に下半身と全身のバランスについて実感してもらい、そのバランスを保ちながらバスドラを踏み、その後シングルストロークをやりました。もちろん初めてなのでまだまだ慣れてはいませんが、最初から良い具合に力が抜けていて筋は良い感じです。初めはテンポ80位からでしたがだんだん速度を上げていき、バスドラとのコンビネーションまでやって、最後は曲に合わせて叩いてもらいました。アタマを抜くのは実はなかなか難しいのですが、そこはまあ練習してもらうしかありません。でも全体的な体の使い方と、基本的なストロークをベースに、初回で曲に合わせて叩けるようになれたのはものすごい進歩です。

 で、曲に合わせて練習してもらっている間に、耳に入ってきたこの曲の歌詞、教えるのほったらかして途中から泣けてきてしまいました。とてもいい歌詞だったんですね。知らなかった。

アンパンマンのマーチ

作詞:やなせたかし/作曲:三木たかし/編曲:大谷和夫/歌:ドリーミング

 僕も行くよ、アンパンマン。胸の傷がいたんでも、どんな敵があいてでも。

 さて、三連休三日目の休日出勤に行ってきます。