戻ってきました

 いやー、携帯でも入力できると思ってたけど、結局しませんでした・・・(苦笑)。だってー、酔っぱらってたんだもーん。まあそれはともかく、予想通り結局毎晩毎晩飲み続けたわけですが、今回は特に短かったので飲めなかった皆様、すみませんでした。
 日曜はいつもの寿司へ。親方が不在だったのだけど、その弟子のきんちゃんが頑張ってくれました。楽しみにしてた寒ブリ、鯖をはじめとして堪能しました。寒ブリは部位の違う三カ所を例のタマネギ&和辛子でいただく。すぐビールから日本酒に切り替えて、ブリのねっとりとした甘みを堪能。鯖は二日締めと今日締め二種類で、鯖好きとしてはたまりません。特に今日締めの鯖は脂がたっぷりというよりも身そのものおいしさが鯖の生命力を感じさせるほどでとても印象に残った。本当に舌だけでなく全身で感じる味覚なんですよ。ただ、親方が居なかったのは残念。毒舌だけど品格あるというか、まあ江戸っ子らしい粋な感覚とはそういうモノだろうと思わせるあの軽妙な語り口、今回は聞くことはできなかったけれども、その代わりに親方を題材とした本が出たというので、早速購入させてもらいました。

失われゆく鮨をもとめて

失われゆく鮨をもとめて

 親方がつけ台の向こうから語ってくれるうんちくの一端が伺える本。「食は文化」だと言うことを改めて認識させてくれたのがここの親方なんだけど、プロとしての仕事はもちろん、食材やお酒に対するこだわりと、なによりもやっぱり人間関係なんだなあと言うのがよくわかる。だからこそ、以前伺ったときに話に出た、漁場で保管しておいたネタが誰かに盗まれてしまったということがあんなに悔しかったんだというのが思い出されてきた。僕らの前に鮨が出てくるまでに、漁師が居て仲買人が居る、またお酒にも熱い心を持つ杜氏がいて酒屋がいる。このネットワークを通じて食材・お酒が親方のところで一つになって僕らの口に入ってくる。普段、食べながらそんなことを考えることはあまりないけれど、そうした背景を感じさせる鮨という食べ物に、畏敬の念を感じずには居られない。
 そうそう、ZAGATでも高評価の某有名店がこちらの店で修行したというのは聞いていたのですが、いつかそれについて聞こうと思っていたのだけど、この本を読んで聞かなくて良かったと思いました。

 この日は日曜だったのに日本酒が美味しくて飲み過ぎてしまい、途中から記憶がありません。実は何食べたかもあまり思い出せず、ちょっと残念。まあ、その場を100%楽しんだのは間違いないのでいいんだけどね。その後さらにバーのようなところに入ったのは覚えてるのですが、次の記憶は洋服を着たままベットで寝てたのを、起こされた時でした。

  • 月曜はアメリカつながりでR子と久しぶりの再開。以前よく行ってた鳥ぎんに行こうと思ったのだけど、なぜか見つけられず、別の焼鳥屋へ。ワインと地鶏の店だったのだけど、焼酎を飲みながら、最後は親子丼まで食ってしまい満腹で帰りました
  • 火曜日は休肝日にしようと思ってたけど、偉い人からの急なお誘いで結局行くことに。まあ、でも軽めに終わったのでまあ良しとしよう
  • 水曜は会社の元同じ部署の人たちと2軒。結局6時間くらい飲んで、先輩は翌日仕事なので仕方なく今回の帰国では始めてタクシーで帰宅
  • 木曜はこれまたいつものメンバーで2軒ほど。おめでたい話などもあり、いつも以上に楽しい飲み会でした。帰りたくなかったのだけど、みんなは翌日仕事なので帰宅

 まあそんな感じで結局飲み続けた一時帰国でしたが、仕事の方も今回はかなり充実してました。土曜日の社内向けは、まあだいたい想定通りで、結果もまあ良しといえる範囲。それ以外にお客さん訪問が10社で、今回は勉強会形式で講師というスタイルが多く、100人以上の前で話すことができた。結果はさまざまで、特にお客さん側の雰囲気によって出来がずいぶん左右されたかな。ただ、この業界では有名な人から「僕の考えと同じだった」といわれた時は、素直にうれしくて、5年間の駐在で、これで何とかITの世界で生きていく自信みたいなものができたという気がする。4月からの話もほぼ固まったという感じで、いよいよ日本復帰に向けた準備をしていこうという、前向きな気持ちになってます。