決めたさ


 はい、こんなコトになってます。一部の方にはホント、ご心配をお掛けしてますが、体の方は全然大丈夫。実際にはガードレールをこすりながらぶつかったので衝撃は見た目ほどではなかったです。
 で、月曜に修理屋に持っていった後、火曜日からは自分としては珍しく即断即決即行動。金策や修理屋・クルマ屋・保険代理店との交渉などかなりちゃっちゃとこなし、二日後の今日には新しい車ゲット。そう、つまりBMWにお別れを告げたのでした。
 思えばアメリカ生活4年間のほとんどをともに過ごしたいわば同志。「自動車が無ければ社会生活無し」とは渡米直後にアメリカ人から教えられた言葉だけど、まさにそうだったわけで、楽しいことも悲しいことも、苦いこと辛いことなどなど、誰(何)よりも同じ時間を過ごしてきたのは車だったんだよね。最後には身を挺して調子に乗って無茶した僕を守ってくれたのかもしれない。普段そんな気持ちになることはないけれど、なぜかちょっぴり感傷的になったのでした。ボンネットに手形つけてみたのだけど、きっとすぐ消えてしまうんだろうな。結局は新しい車の下取りに出す形でたった500ドルで手放してしまったのでした。
 新しい車は、フォルクスワーゲンのPassatワゴン。5人乗れるし荷物も積める。そう立派な機材車になってくれることでしょう。他に日本人オーナーのVolvoも狙ってたんだけど、タッチの差で逃した。まあPassatの方が大きくて安かったので良しとしよう。KBBの市場価格$13K〜16Kのところ$100Kで購入。一部ホイールキャップが無かったり、後席のカップホルダーが壊れてるのは無償で修理をお願いした。ただ、夜中に仕事を終えて帰ろうと思ったときにエンジンの掛かりが悪かった。多分バッテリーなので、一応明日文句を言ってみる。それと、マニュアル類が全くないので、これも探してもらわないと。あとはピンクスリップが届き次第、鍵・スペアキーをディーラに注文しに行く。
 肝心の走りだけど、CarFaxの記録によると一度サスペンションを交換してるみたいなのだけど、足回りはかなりしっかりしてる。エンジンもV6のせいでかなりスムーズで十分パワフル。ただまだオートマのシフトタイミングやブレーキの効き方は少し慣れが必要。車内はエンジンが静かなのでカーステの音量を上げ過ぎなくて良い。高速も市街地もほとんど同じ音量でOK。また僕としては初めての革張りシート。さすがに新車の革の匂いはしないけど、つるつるする感じ、結構悪くない。あとは暑いときに蒸れなきゃいいんだけど。