パーチー

 朝から買い物に行ってカレーを作り始める。今日は大学の時の先輩で、スペイン人と結婚してマヨルカ島に住んでいる人がいるのだけど、ちょうどここしばらく一時帰国していて、でも明日帰るということでお別れ会をやったのです。他にもみんなで一品づつ持ち寄るスタイル、いわゆるポットラックパーティーアメリカでは良くあったけど、日本では珍しいかも。しかも、大学の面々がいろいろこだわるのある人が多いので、そんな中でカレーって言うのはなかなか悩みどころなんだけど、どうせみんなガンガン酒飲んで、カレー”ライス”として食べることは無かろうと考え、野菜たっぷりのキーマカレーにして、レタスに挟んで食べる用にしたらどうかと考えてみたわけです。早速午前中から買い出しにいって、とりあえず少しブランチを食べて、それから早速作り始める。

 タマネギ(三個)をみじん切りにしてバターで15分ほど炒める。その後やはりみじん切りのニンジン(三個)・セロリ(1本、白いところ)を加え、さらに20分ほど炒めて、一度取り出す。鍋にオリーブオイルを入れニンニク、ショウガを加えて暖める。匂いが出てきたところで黒豚挽肉(脂多め)を入れ、すぐに合挽肉を加える。分量は適当。色が変わってきたところで日本酒(ワインが無かったのだ)を加え、アルコールを飛ばしてから一度取り出した野菜を加え、さらにトマト水煮の缶詰、砂糖、カレー粉(匂い付け程度)を加えて20分ほど煮込む。一度火を消して、みじん切りにしたピーマン(2袋・・・10個くらいかな) 1/3分量のカレールー、香辛料(ターメリック、クミン、カルダモン、コリアンダー一味唐辛子少々)を適当に加えて、さらにセロリの葉を加えて、そのままあら熱を取る。この状態で鍋ごとパーティーに持ってきました。そんなに煮込まないのですが、このカレーのポイントはとにかく野菜のみじん切りです。今日は30分くらいみじん切りしてました。多分、大きさが揃えば揃うほど美味しいと思います。野菜系の濃厚な味が出るので、ご飯に乗せるときは、オニオンフライや粉チーズをかけると良いかな。

 で、なんとか時間ギリギリになってタクシーで会場に向かう。この会場も大学の先輩が古いマンションをリノベーションして去年くらいに移ったところで、いやー、広くて快適です。とりあえず着いてすぐにビールを飲み始める。別の先輩の奥さんが焼いてきたパンなどをつまみつつ待っていると、続々とみんな集まってきて、いやあ、さすがみんな持ってくるのが凝ってます。チーズフォンデュや枝豆、サラダ、ポークのパテのオードブル、マヨルカの豚の血のソーセージ(名前なんだっけなあ・・・?)、ドライドトマト、サラミ、ローストビーフなどなど、みんなお手製だったりして、いやなかなか楽しかったです。僕のカレーはというと、本当は水にさらして冷やしておいたシャキシャキのレタスに乗っけて食えば良いかなと思ったのだけど、結局みんなパンとかクラッカーに乗せて食べてました。結局少し香辛料を入れてしまったので、子供が食べれなかったのは失敗だったなあ。

 今日はカレーの他にナパで買ったワインを持って行きました。

 メルローカベルネ1本ずつ持って行ったのだけど、うん、どちらもかなり美味しかったです。先にカベルネを開けてしまったのがちょっと失敗だったのだけど、それでも十分満足できました。マヨルカの血ソーセージとかにもよく合いましたね。一応、Screeming EagleやLa Sirenaと同じHeidi Peteson Barrettがワインメーカーなんですと、ちょっとしたうんちくなども語りつつ、うん、残りの一本ずつ、これはちょっと大事に飲もうと決意を新たにしたのでした。
 この日の最後は、僕の同期のヤツが焼いてきたケーキで締め。いや、まさかケーキ焼いてくるとはねえ・・・。これまたバニラアイスと一緒に食べるとシナモンが利いていて旨かったです。

 この日、先輩の旦那さんと会うのは初めてだったのだけど、思ってたよりこぢんまりとした落ち着いた感じの人で、英語は話せるので、僕は基本的に英語でコミュニケーションしてました。ベイエリアで高速道路の名前にもなっているJunipeiro Serraってのは、マヨルカ出身だったんだって、知らなかった。で、もう90歳近くの彼のおじいさんが葉巻が好きだというので、キューバの葉巻をおみやげにあげました。他の先輩とかはマヨルカでの結婚式とかにも行ってたので、良いヤツをは聞いてましたが、本当にそうでしたね。いや、本当にマヨルカ行きたいなあ。この先輩とは過去に変な約束してしまって、彼女か嫁さん連れてかないと、マヨルカ島に上陸しちゃいけないことになってたのですが、一応、独り身でも上陸許可が出たのです。でも、まあ、やっぱりそう言う人と行きたいですねえ。

朝食兼昼食:納豆巻き、ネギトロ巻き、水
夕食:いろいろ
夜体重:98.5kg