今年最初の

ライブを見に行きました。
MANU KATCHÉ|ARTISTS|BLUE NOTE TOKYO
 80年代からのフェイバリットなドラマーの一人です。なんといってもPeter Gabrielのアルバム”So”とそれ以降の一連のライブや、Stingの”...Nothing Like The Sun”などは、当時本当に衝撃でした。圧倒的に深いグルーブとクラシックで培ったテクニック(コンセルヴァトワールの打楽器科出身)で、一度聴いたら忘れられない唯一無二のスタイルで、ドラマーの表現は一体どこまで広がっていくのだろうと感じたものです。強靭な手首を中心としたストロークなのだけど、多分ゆるゆるなグリップなせいでとにかくシンバルもタムもスネアも音がいいのと、圧倒的なダイナミックレンジ、最強でも最弱でも全くブレないグルーブ、よく”歌う”ドラムと言いますが、今夜もまさにそういう感じでした。時折入るドラムソロも実に音楽的で、とてもできる感じはしないけど、オスティナートをベースにしたソロは本当に勉強になります。いつもビデオとかで見ていると右端にはチャイナ、目の前にスプラッシュを置いていて、その使い方が大好きなのだけど、今日は右端は穴あきシンバルで、またいつもと違ったサウンドだったのが印象的でした。

 もちろん今日のようなジャズもいいのですが、改めてこの人が入っているPeter Gabrielの動画見ると、打楽器が持つエモーショナルな影響が曲全体を作り上げていて本当に感動的です。

 今日がManuで、来週月・水はビルボード東京でのダニエル・ラノワでブライアン・ブレイドが来るっていう、僕のフェイバリット2トップが続けて来日という天国のような1月です。