終戦ていうか降伏

 日本では終戦記念日だけど、日本以外では、日本の降伏記念日だってことに、改めて気付かされる。こっちの地元新聞でも戦没者=日本軍による被害者っていうことになっているけど、まあ、冷静に考えれば、日本が被った被害と日本が与えた被害とを考えれば、後者の方が遙かに大きいわけで、しかも戦後の日本の繁栄ぶりを見れば、冷静に日本を見ることができる方が大人なんじゃないかと正直思う。若者は減るはその若者は教育されてないは、今後間違いなく日本の国力は落ちていくわけで、今のうちに、できるうちに、きちんと手を打っておかないと、数十年後に、とても惨めな思いをするような気がしてならない。国連の常任理事国にも、どんな手をつかってでも中国や韓国に賛成してもらって、今なっておかないと、ホントに国際社会で誰にも相手されない国になっちゃう気がする。ITの世界ではすでにジャパンパッシングが加速してるわけで、トフラーの「すでに見えている未来」という言葉が頭から離れない。
 そんな中、NHKニュースで小泉首相へのインタビューをやってるけど、首相担当の記者のくせにあのレベルの低さはなんなのよ!くだらないこと聞くんじゃないと、本人でなくても腹が立つ。人のこと言えた義理ではないけれど、最近マスコミでもどこでも、レベル低い人が平気で全面に出てこない?まともな人がいないわけでないだろうに・・・大丈夫なのか、日本は・・・ホントに。
 なんかさ、たとえば好きなミュージシャンがいるとするでしょ?そしたら、まず最初はその人の真似をすると思うのだけど、それだけでは、こう、その人のニュアンスとかがなかなか出せなくて、彼がどんな音楽を聞いてきて何が好きか、とかどんなミュージシャンが尊敬してるか、みたいのを研究してくよね?そういう風なのって、ごく単純な掘り下げ方だと思うのだけど、最近のマスコミ(ていうかNHKしかみてないけど)は、直接ミュージシャンに「どうやったらそう弾くことができますか?」って直接聞いてるようなもんだと思うのよね。そんなの一言で言えるミュージシャンなんていないでしょ?でも、上辺だけ「こう」って言える人を信じて、そういう言葉だけがオーソリティとしてまかりとおっていくのは、やっぱ何かおかしい気がしませんか?
 とまあ、こう書いておきながら、僕もまだまだだなあと、反省もしてるんです。

 前々から行こう行こうと言っときながら、半年以上都合が合わなかった友達と食事。はじめは、昨日日本語放送でやってた別の店に行こうと思ってたけど、月曜閉店で、ZAGATではより高得点のこっちの店に行ってみた。トマトのサラダにマグロのたたきのようなもの、マッシュルームのスープに、僕はシーバス、連れはラムを注文。値段も安くはなかったけど、美味しかった。特にスープはいろんな野菜の味が濃厚で、「もっとパンくれー!」と言いたかったところだけど、結構お腹に来てたので控えめにした。

 日本人はよく働くよねー、って話をしたのだけど、別に、決して働かされてる、って感じではなくて、みんな好きで働いていると思うのだけど、もしかして、それって(上のような)いろいろなことを考えない言い訳なんじゃないですかねえ・・・?