ピザ食い過ぎた

 アメリカでは9月第1週の月曜日がレイバーデイで3連休。まあ、僕はあまり関係なく働く訳なんだけど、とにかくそんな訳で今日(日曜)は久しぶりの姉さんと食事。サンタナロー(http://www.santanarow.com/)っていう、まあこの辺ではそこそこおしゃれなショッピングセンタにあるピザ屋”Pizza Antica”に行った。Zagatでは22点と、サウスベイのイタリアンではまずまずの点だったのだけど、少し早い時間に行ったせいか子供連ればかり。それでも25分待ちで、日曜なのでショッピングセンタ内の店もあらかた閉まっているのだけどとりあえずぶらぶらしてやっと入店。最近の旅行の話などしつつ、二人とも行ったことのあるブラジルの話をしていたら、担当の入り立ての店員がなんとブラジルから来たばかりだと言う。コパカバーナ近くの浜辺に住んでるらしく、てことは結構おぼっちゃまじゃないかなあ。ま、そんな感じで軽く話をして、でもまじめですぐに仕事に戻っていってしまった。シーザーサラダとカプリーゼ、ピザ2種類で、ピザは珍しく薄い生地で、ピザ釜もイタリア製の本格派だったが、なぜか出てきたピザの1枚が冷めてしまっててガックリ。それでもほとんど食べ尽くし、おかげでかなり胃もたれが・・・
 そこで終わったら、姉さんを帰して自分はサンフランのセッションに行こうと思っていたのだけど、なぜか流れはカラオケに。クパティーノのカラオケボックスに行き、二人でなんと2時間半歌いっぱなし。酒もないのによう続いた・・・ま、民生関係、ドリフ系、などなど、久しぶりで声がガラガラ。ま、でも良いストレス解消に。

 昼間に昨日届いたDVDを一部見る。特に、ミシェルペトルチアーニのライブ・イン・コンサート [DVD]は、すばらしくない訳は無いと思っていたけど、やはり素晴らしい。あの体から出てくるリズム、ダイナミズム、そして何よりもメロディの素晴らしさ。キースとは全く違うのに、なぜか同じような感動を覚える。現在の、その一瞬の、時間を切り取るインプロビゼーション、二人とも命削って音楽している。「次」なんて考えない、一期一会を実践しているというか、ミシェルが最晩年に禅に傾倒したというのもそういうことなのか。ミシェルだけでなく、アンソニージャクソンのベースは歌い、ガッドはやはり神だ。こうした映像を見ることができるのは、なんて幸せなことなんだろう。
 そういえば、彼の最後のブルーノート東京のコンサート、予約したのに仕事でいけなくなったのを思い出した。悔やんでも悔やみきれないなあ。

 それに対して、矢野顕子の「出前コンサート」は、立花ハジメのくだらない映像・編集で台無し。ピアノ一つで勝負してるわけだから映像もそういう感じで行くべきだったよね。本人も今見たら恥ずかしくなるんじゃないのかなあ・・・ま、80年代ってことでテクノロジーの軽薄な適用が時代の特徴でもあったわけだけど。