やっぱり音楽

 昨日のバラクーダに続いて、今日も久しぶりのサバナジャズのジャムセッションに参加。

今日はいつもと違って、頭にハウスバンドの演奏があるのではなくて、ジャズに関するレクチャーのようなものがあったみたいで、人も多く、最初からかなり白熱したセッションだった。ただ、いつも仕切役のベースの人がいなくて、ドラムのロイヤルが仕切っていたのだけど、全体的にどうしてもベースが弱くて、いつもよりしまりのない演奏が多かった気がする。ただ、今までとは違ったメンバーも多くて、ギターの二人はともに味のある演奏だったし、あとちょっと太めだけどボーカルとベースを弾くかわいい女の子とも少し仲良くなった。「今度は一緒にやろうーね!」とか言われちゃって、ドキドキするのもいいですな・・・ドラマーだとイギリス出身のマックスというプロのドラマーがいて、ブラシとか参考になる。いつものメンバーでも、いかにもクラシック上がりです!っていうピアノのイゴールとは今日は出来なかったけど、相変わらず前衛的な感じの演奏でそういうの大好き。こないだアムネジアのセッションを教えてくれたテナーの奴は、今日はもう一つOctavia Loungeと言うところを教えてくれた。

是非行きたいのだけど、水曜じゃなああ・・・彼にも「そんなfuckin’ jobなんてどうでもいいじゃん!」とか言われちゃったのだけど、まあ、そうは言ってもねえ・・・
 いずれにしても、今回は久しぶりだったにもかかわらず、いろんな人に声をかけてもらってとても楽しかった。自分の演奏自体はちとイマイチだったのだけど、「今度は一緒にやろうぜ!」とかって言われるの、本当に幸せだなあと思う。ちと恥ずかしいのだけど、帰りの車の中で「マジでもっともっとドラム上手くなりてーなー!」と、あらためて思ってしまった。
 自分のプレイに関して、多分お世辞ではなく、特に本職のドラムの人に「良い音してるよね?」って言われるから本当にそうだと思うのだけど、最近楽器を選ばずに良い音が出せるようになってきた気がする。最近モーラーシステムとかを研究しているせいもあるかもしれないけど、もともと僕はスティックの握りがすごく緩くて、スティックそのものを「鳴らす」ということをすごく意識してて、で最近使ってるプロマークのスティックが、アメリカンヒッコリーで軽いだけでなく、多分日本と比べて乾燥具合が高いせいで、余計それが目立つんではないだろうか。それと僕の好きなドラマー、ピーターアースキンにしてもジャックディジョネットにしても、とても繊細な音が出せるけど、最近気がついたのが、彼らは音の「硬さ」をコントロールしてるということ。多分、アクセントなんかは、音量よりも硬さのコントロールでニュアンスを出してる方が大きいんじゃないだろうか。そう考えたのも、こないだ見つけたドラム人間科学のページを見てからなんだけど、結構前から思ってたことがドーンって書いてあるので、すごく参考になります。

 なんにしても、太鼓の「音」ってプロの人でもイマイチの人が結構多いし、自分のドラムを差別化できる一つのアイテムだと思うので、今後も精進していこうっと。
 それにしても、日本にいたときはほとんどセッションなんて参加することなかったけど、サンフランでこうして参加するようになって、やっぱり、これだけでも、ベイエリアにいる理由になるような気が日に日に増してく今日この頃なんでした。

 ちとここ数日ビールを飲み過ぎかも。ま、いよいよ今週からは一時帰国に向けたハードな日が続くんだろうけど・・・