クラシック

 ギターの練習、今のとこまだ続いてるのだけど、ロメロルバンボのDVDのパターン、もちろんまだ最初の方だけしか出来てないけど、短いパターン中心なので少し飽き気味で、とにかく1曲仕上げたいなあとおもって日本のAmazonにボサ本を注文。まだ当分届かないので、なにか練習ネタないかと思って探したのが、

いきなりバッハ・・・でもそんなに難しいと言う感じではなくて、良い練習になりそうな感じ。まだ最初の部分だけだけど、とにかく、何かが出来るようになっていくって言うのは、単純に、すごく楽しい。
 クラシックつながりってコトで、ちょうどチェロの良い曲無いかなあとおもってiTuneでまたいろいろ探していたら、パブロカザルスを発見。こないだのヨーヨーマと比較しようと思って同じ曲(これまたバッハだ)をダウンロード。

 聞き比べてみたら、どうもヨーヨーマの方は反響音が耳障りで仕方ない。カザルスの方はずいぶん昔の録音みたいでノイズも結構入ってるんだけど、変な反響が少ない分、チェロ自体の胴の音が響いてるようなとても味のある音に聞こえる。そのせいか、音程やリズムの微妙な揺れもすごく良い感じ。もともとチェロの音程って、ちょうど心にグッと響くけど、圧縮されたファイルでこうなんだから、レコードとかで聴くと、もっとその違いがわかるのかも。あー、きっとクラシックとか本格的に聴き始めると、どうしてもオーディオマニア志向になっていくのが分かる気がする・・・
 それにしても、もともとジャズ屋の自分としては、演奏する人が変われば当然曲の解釈とか違ってくるのはわかるのだけど、クラシックでもこうも違うのかというのを改めて感じる。今回の曲でも、ヨーヨーマの方がテンポは早いし、ピッチもより正確。でも、聞き手に緊張感をもたらす感じがする。見た目が温厚な感じだからリラックス出来そうな印象があるけど、聴いてみると全然違う。逆にカザルスの方は、ちょっと不安定な感じなんだけどなぜかリラックスできて、そう、なんかワインでも飲みながら聴きたい感じ。もちろんこの1曲だけで演奏家を評価することはできないけど、もっといろいろ聴きたくなってきた最近でした。こういう風に同じ曲でも違う演奏を比べてみるのが面白いかも。

 クラシックとは全然関係ないんだけど、会社に入り立ての頃、この人のPoint of ViewというCDを同じ寮の友人に貸したところ、非常に気に入ってくれて、毎日目覚まし代わりに聴いていたという。同じ部屋(そう、二人一部屋の寮だったんです)のヤツが、「もう飽きた、勘弁してくれ」と言ってから、やっと返ってきたというのを思い出した。確かパットメセニーも評価してたと思うけど、素朴感とテクニックとのバランスが良いブラジルのギタリスト。このアルバムが96年に出てからはCDは出してないみたいだけど、どうしてるんだろう?