テク

 日曜はがっつり滑って今シーズンの滑り納めとしようと思って、いつもよりは少しこぢんまりと雪山へ。ところが、雪山の大分手前でチェーン規制。$20でチェーン職人(と言いたくなるほどの素早い装着)にお願いし、米国で初めての雪道走行。大雪で視界もかなり悪く、緊張しながらなんとか前のクルマについていきながら、やっとの思いでフリーウェイのBoreal出口へ。ところが、前のクルマの後ろを離れて側道に出たとたんに早速スタック!みんなにクルマ押してもらって何とか出られたけど、いきなりのこの状況にかなり凹み気味。さすがに駐車場もガラガラ。それでもBoreal自体、一般公開はこの日までというので、気を取り直して山の上に。で、早速Go!と思って滑り始めたのだけど、ボードが全然滑らない!それどころか、ズブズブと深雪に沈んでいく!直滑降で進んでよしターンと思ってエッジを効かせようとしたらさらに沈んでく!沈んだボードが隠れたコブに突っ込んだりして、とても滑るどころではない。コースから転落したらこんな感じ?とか思いつつ、スノボ初めて一番ってくらい辛い思いをしながら、転がり落ちていく・・・1本降りてきたところで、敢えなくギブアップ。ま、でもこの調子で雪が降ってれば、まだまだ当分、少なくてもGWにも何回か行けるかな。
 そんなこんなで一緒に行ったみんなとも相談した結果、こりゃ雪山脱出が最優先だろうということで、さっさと帰途につく。視界もほとんど無い中、再び前のクルマに食らいつきながら山を下りていく。少し雪も弱まって、コンクリの路面が多少見えてきたあたり、調子に乗ってスバルのインプレッサを抜いた瞬間、後輪が空転しおしりを振られる。その瞬間、道の脇にはションベンでもしてたのか休憩中のオッサンが!うわああああ!!逆ハン!ドリフト!ブレーキ踏まずに前輪グリップ確保!今度は反対側に逆ハン!ドリフト!と、華麗なドライビングテクニックを駆使して「サーキットの狼」(古!)バリのコーナリングで危機一髪脱出。後ろのインプレッサが、恐怖とも羨望ともとれる眼差しを向けながら、側を抜いていく。ま、とにかく、なんとか切り抜けられました。逆ハン当てながら、「おわー・・・」とか声をあげていたけど、以外と冷静だったような気もする。誰にも何にもぶつけないで、最後までコントロールできたのは良かった。その後は途中で何台ものSUVがゴロゴロ回っているのを横目に見ながら、チェーンを外し、程なく下界へと向かっていったのでした。

 そんなわけでスノボはとても滑り納めというわけには行きませんでしたが、それでもなんだか妙な達成感のある雪山行だったので、なんだか打ち上げしたい気分。てなわけで懸案のベイエリアしゃぶしゃぶ専門店へ。最初から出てくるご飯は連れに譲り、僕は肉に集中。肉の質にはあまり期待してなかったけど、日本の食べホーダイのお店位のレベルはあったかな。フツーに美味しかった。期待に応えて(!?)肉のLargeお代わり!頭にヨーデル食べ放題が流れてたけどありゃ焼き肉か。ま、お腹いっぱい胸一杯で幸せな気分で家に帰りましたとさ。