5/13定例&SNL

 今日もいつものバラクーダで定例だったのだけど、翌日が母の日だったせいか、店は結構空いていた。母の日は大体の家族は外食することになるらしいのです。で、今日のメンバーはギターがスコットさん、ベースが初めてだったのだけどリチャードさん。スコットさんのギターはいつもながら素晴らしいトーンとサポーティブなバッキング。リチャードさんは、一見するとおじいさんで、正直、始め見た時は「大丈夫?」って感じだったのだけど、演奏始めてみると、とても正確なピッチと、なによりもハーモニクスとかを使ったクリエイティブなソロ。リズムは少しハシリ気味な感じで心地よく、緊張感持ってできてとても良いセットだった。ただ、ちょっと3セット目くらいからは、客が減ったせいなのか、みんなもビールが入ったせいなのか、すこし緊張が緩んできてしまったのは反省。
 休憩中に、スコットさんがマサヨさんが同じ時期にバークリーにいたと言う話で盛り上がっていたのだけど、バークリー卒業後はやっぱりヒットチャートバンドとかの仕事が多くなってしまい、やっぱりジャズがやりたくて出身地のここベイエリアに戻って来たらしい。二人のバークリー時代の会話の中では聞いたことある名前がぼろぼろ出てくるし、そういやマサヨさんはクリスチャンマクブライドと同期だったって言ってたし、ホント、そう言う人たちと一緒にできるのは幸せなことだ。演奏後に、二人に名刺をもらったのだけど、その時、僕の名刺も欲しいと言われて渡してみたり、マサヨさんにもスローな時のリズムをなんとかしなさい!と言われたり、なんかそういうのってミュージシャンとして認めてもらえた気がしてうれしかった。
 個人的なことだけでなく、最近お店に音楽を目的で来てくれるお客さんも増えてきてるようだ。近所のTowle'sが、最近はジャズよりブルースが多かったり、アマチュアに開放してお客さんを集める路線になってしまったみたいで、音楽目当ての人はこっちにくるようになったのかもしれない。そう言うのも含めて、途中ブランクはあるけど一年間続けてきたのはとても大きいと思う。

 久しぶりにサタデーナイトライブを見たら、音楽ゲストがポールサイモン。いやー、老けたねえ。もういい感じのおじいさんだね。で、老けたと言えば、ポールサイモンのバンドのドラム、スティーブガッドだったのだけど、神もお年召されましたね。上半身から腕にかけての動きは相変わらずムダの一切無い、粘っこい動きなんだけど、胴体の使い方が随分簡略化してるように見えた。腰から粘るような風に見えないというか・・・ま、16ビートの粘るようなリズムではなかったからかもしれないけど。2回目のステージを見る前に、ソファで落ちてしまい、気がついたら朝。頭痛えよう。