トリオ

 今日の定例、ギターレスのトリオで、ベースは以前も2回ほどやったビシュー。彼とは一度Towle'sでやって良かったのでバラクーダでもやってみたら、その時は全然ダメで、それ以来だった。確かに今まで一緒にやった他の人と比べるとリズムもピッチも不安定だったのだけど、なんとか周りの音を一生懸命聞いて合わせようとはしてた。僕自身は前の日が深残だったのと、ライブの前に上司の子供の誕生日会で、ちと疲れていてウォームアップも全然出来ていなかったのだけど、演奏自体はかなり良かった。トリオって言うことで3人がそれぞれ周りの音に集中してると言う感じで、全体としては、かなりまとまっていたと思う。僕自身、いろいろチャレンジするよりもリズムの安定に集中したこともあるけど、それだけでなく、ドラムの立場からだとトリオの場合、ソロをしている間っていうのは、他のバッキングの楽器が無いのでソロイスト一人に集中することが出来る、というのが大きかった気がする。思えば、僕一番好きなフォーマットってトリオだった。特に管楽器1本+ベースとのトリオ、大学時代に一度しかやったことはないけど、とにかくお互いの音への集中度と反応はかなりダイレクトになるけど、それでも音楽的な空間でのスペースが多くて、とてもイマジネーションをかき立てられた覚えがある。インタープレイにおいては、トリオっていうのは一つの完成された形なのかな。ビルエバンスにしてもキースジャレットにしても、古くはポールブレイやアーマッドジャマルにしても、みんなトリオ(あれ?みんなピアノだけど)。
 とにかく、ビシューを含むこのトリオ、単発のライブではなかなか評価は難しいと思うけど、時間をかけてバンドとして音を創っていくと言う意味では、良い組み合わせのような気がした。それにしても、ライブの後、かなり疲れてて、とてもそのまま運転して帰る気になれず、一人で打ち上げしてから帰ったんでした。運転、気を付けないといけないんだけどねえ。