オタクっぽい?
日曜も夜中まで仕事して、ま、それでなんとか上司を日本に送り出すことができた。とは言っても、宿題もあるし、ただでさえ寝てると思われてるので、アウトプット出してかなきゃいけない。それはそれでキツイのだけど、ま、とりあえず精神的には一人で落ち着いて仕事が出来るのはいいことだ。ホント、寝ないようにしないと・・・って、寝たら死ぬほど寒いオフィスなんだけどね。で、たださえで効き過ぎのエアコンの中、さらに一人ぼっちのオフィス、寂しさを紛らしてくれるのはやっぱり音楽。つー訳で、近頃大人買いしたマイルスデイビスのコンプリートコロンビアレコーディングシリーズの中から今日選んだのはこれ。
- アーティスト: Davis,Coltrane
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 2000/04/13
- メディア: CD
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いやー、6枚頭から順番に聴いていったのだけど、途中で仕事を中断して、しばし聞きいってしまうこと数知れず、本当に仕事にならないので、夕方前に一旦封印。資料作りなどが一段落してから、事務処理などをしながらCDも再開したのだけど、何がスゴイって、いや、もう、全部。マイルスが目の前で指差して指示したり、コルトレーンのグレートなソロににやつく様子が目に浮かぶ。特にAltarnateテイクの順番もそのまんまだから、「さっきはこうやったけど、次はこれでどうよ?」みたいな、ミュージシャンの意地とクリエイティビティのぶつかり合いみたいなのが手に取るように感じられる。実際にこうしてまとめて聴いてみると、コルトレーンはどの曲のどのソロもきちがいじみた凄さ、そりゃ命が持たないよ・・・。フィリージョーが上手いのはもちろんだけど(今でもMilestonesのリムショットで昇天しちゃう)、ジミーコブのちょっとバタバタした感じとバスドラの音がたまらない。ピアノがレッドガーランドからビルエバンスに、さらにはなぜかひょっこりウィントンケリーと、マイルスの求める方向性が良く判る。こないだのとか読んだりして、半世紀後になって聴いてみると「なるほどなるほど」なんだけど、これをリアルタイムで築いていくっていうのは、一体どんなんなんだろう。いや、これ、ホントにスゴイBoxセットだ。ソニーさんありがとうだよ。
Cellar Door Sessions 1970 (Spkg)
- アーティスト: Miles Davis
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 2005/12/20
- メディア: CD
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もう一つ、これは家に帰ってから聞いたのだけど、まだ6枚中3枚だけ。ギターのジョンマクラフリンが入ってるのと入ってないのを聞き比べたのだけど、明らかにマイルスのテンションが違う。いや、単にクスリかなんかの効きか?ま、とにかく、こっちのBoxはなんと言ってもキースジャレットに尽きるって感じだ。とにかく楽器そのものすんごい音(良くないってこと)なんだけど、それを感じさせない、いや、そうした爆音すら上手く音楽に昇華させてるというか、天才的な演奏とはこういうことを言うんじゃないか。なんとなく映画のアマデウスでモーツァルトが後ろ向きにピアノを弾くシーンを思い出した。
えー、他にもこのマイルスのコロンビアのシリーズ、多分コンプリしてるはず(まだ一部届いてない)なので、当分はオフィスでマイルスが掛かることになるのでした。
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- 体重:89.5kg
- 体脂肪率:34.5%
- 血圧:132/82