出身

 決まりましたね、安部総理。別に支持ってわけではないけれど、実は同じ成蹊大学。ちなみに学科も法学部政治学科で同じみたいです。首相の出身校は私立では確かまだ5・6校目じゃなかなあ。史上最低学歴とか言われてるんだろうけど、まあ、全体的には母校のイメージアップっていうことで、良いってことにしておこう。実際問題、良くも悪くもウチの学校っぽい雰囲気の人だしね。大学って、通っている間は別に好きではなかったけど、やっぱり卒業して数年も経つと、特にケヤキ並木はとても良かったなあと思う。都会のオアシスって感じで、朝も夜中も、春も夏も秋も冬も良い雰囲気。最近はどこからお金集めてきてるのか、僕らが通った頃とは随分建物が変わっていて、最近坂茂設計の図書館がオープンしたらしい。今度帰ったら「ラーメン生郎」と合わせて行ってみようかな。
 お、随分久しぶりに「生郎」を思い出した。僕が大学4年の頃まではまだ「ラーメン二郎」だったけど、ある時ガムテープで「ラブメン生郎」っていたずらされて、ついに最近、店主自ら店名を「生郎」に変更したらしい。二郎というと注文のときに独特の呪文があるけど、僕の場合は「しょうだぶるからからやさいにんにくちょいいちあぶら」だった。翻訳すると普通盛(大盛もある)の豚肉2倍量に、トッピングとして野菜(ゆでたもやしとキャベツ)、ニンニク、一味唐辛子を少しに、豚の背脂っていう意味です。卒業後3年くらいはたまに禁断症状が出てわざわざ食べにいってたけど、もうかれこれ10年以上行ってない。
 二郎といえば、1年生(ジャズ研ではC年と言う)の初めのうちはとても怖くて入れなかったのけど、先輩に連れられて行って、ちょうど始めていったのが卒業式の日。生卵がサービスだったんだけど、食べ終わった後鼻血がでました。その後夜酒飲んだ後でも、ゲップが二郎臭かったような気がする。でも、何度か行くウチにだんだんはまっていって、最後は完全に中毒だったなあ。そうそう、一緒に行った後輩が、おじさんの指が椀にどっぷりと浸かってるのを見て、「おじさん!指!」って言ったら、なんとその大将、「大丈夫!熱くないよ!」・・・違うって!ま、そんな人に歴史あり、な二郎も含めて、昔のことを思い出すとは、年を取ったもんですな・・・