レコーディング

 今日は久しぶりのスタジオレコーディングでした。前回は多分先輩の自作CDのためのドラムトラック録り。その前はデモテープ用だったはずだから、実はProToolsを使った本格的なレコーディングは初めてなのでした。
 体調はベストコンディションというわけではなかったのだけど、音楽的には全体的に調子は良く、ライブとは違った緊張感を楽しむことができました。特に今日録音した曲は、日本の民謡や動揺をアレンジしたのが中心で、ライブでやってたアレンジをそのまま、というのがほとんど。また、ジーンのベースも録音を意識してなのか、随分ステディな感じで、とてもやりやすかった。エンジニアのロバートがまた良い奴で、録音中もブースの方から「OK!」みたいなサインを出してくれたりして、気分良くできました。もちろん、実際にはミスもあったし、テンポもあまりしっかりしてない曲もあったりして、本当はポスプロでバリバリ手を入れたいとこなのだけど、マサヨさんはあんまりその気はないみたい。せっかく最新のテクノロジーを使っているので、いじり倒したいとこだけど、まあそれはポリシーだろうから仕方ない。でも改めて録音してみるといろいろ自分なりに反省点も客観的に見えていいですな。気づいた点を書いておく。

  • バスドラ・・・基本的に穴無しハイピッチチューニングのままだったのだけど、ムーンジェルを両面に張ってすこしミュートしてみた。出音としては、ビーターとヘッドの接触音はかなり生々しく出ていた。もともと20インチで少し深胴なので、ハイピッチでも随分低音が出ていた気がする。ロバートの音作りかもしれないのだけど、逆にジャズ系の曲で少し調整した方がいいかも。
  • 足・・・音量も出せていたし、強弱のコントロール、タイミングも思っていたよりは安定していた。ただ、16分の裏打ちのタイミングが早いせいで、バタバタした印象になってしまっている。少しタメが作れるといいのだけど、うーん、これはどうしたもんかなあ。
  • スネア・・・これも今日はグレッチの5インチので、ソウル系の時はムーンジェルで軽くミュートしながら結局一つで通した。1曲だけブラシで、あとはステディに叩こうと思って基本的にほとんどマッチドで叩いたのだけど、音的にもタイトな感じにはなっていたと思う。ただ、深い音ではないので、バンド全体のバランスを調整する際に、なにかリバーブとかをかけなきゃいけなくなった時には、ちょっと難しい音かもしれない。スナッピーを調節すれば、ジムケルトナーみたいな音じゃないかなあ。それはそれで、結構理想なんだけど。
  • 右手・・・今日一番の課題はこれ。ハイハット、ライド(カップ)、いずれもなぜか安定しなかった。聞き苦しいので、少しレベルを下げてもらうようにお願いしたくらい。普段のライブではロッズを使うことが多いせいか、やっぱりスティックコントロールが甘い。前もあったけどスティックのバランスがとれてないし、スティックも鳴ってない気がする。ちょっと重点的に練習が必要。
  • セッティング・・・スプラッシュの位置は両タムの間でほぼ固定していいだろう。ライドも、ヤマハのスタンドにしたせいか、シズルもうまく出ていたように思う。一つ気になったのは、普段ハイタムしか使ってないので、他のミッドタムとフロアタム(ま、実際にはほとんど使ってないのだけど)の鳴りがイマイチのような気がした。まあ、アコースティックな楽器なわけで、今日は雨が降ってたせいかもしれないけど、定期的に胴を鳴らすようにしないとなあ。
  • リズムキープ・・・バンド全体ではハシリ気味なんだけど、僕自身は途中で気にすると少し重くなっていく傾向にある。時間があればクリック音出してもらって録音したいなあ・・・次回は聞いてみよう。
  • アドリブ他・・・基本的には抑えめでリズムキープ中心だけど、それでもなんとかオリジナリティは出せたんじゃないかなあ。特にブラシ(1曲だけだけど)はうまくできたと思うので確認してみたいな。他も事前にいろいろ考えておいたのが良かったと思う。現場で迷ったのは1曲だけで、2テイクのうち一つはマレット、一つはロッズでやってみた。さあ、どっちがはまってるかな。

 ま、今日はレコーディングして、仕事して、やっぱ疲れました・・・