戻りました

 成田はあいにくの曇り空。なんかどよーんとしてて、いきなりカリフォルニアとの差を感じさせられます。さっさと荷物を宅急便に預けて、成田エクスプレスに乗って自宅へ向かっていたんですが、渋谷で東横線に乗り換えたところで、自宅の鍵ごと宅急便に預けてしまったことが発覚!仕方ないので、一度実家に行かなくちゃいけませんでした・・・トホホ。

 さてさて、ベイエリアでの4日目は、音楽三昧でした。

 まずはお世話になってた歌のお姉さんマサヨさんやマユミさん達との再会。僕が帰国した後レコーディングした新作ももらっちゃいました。で、健康的(=薄味・・・でも美味しかったですよ!)な手料理を堪能してから、懐かしのBarracudaへ。寿司シェフのキクさんやオーナーのジェイもいて、再会できて良かったな。常連のデビッドさんも来てて、演奏しろしろと言ってきかないので、結局二曲ほど演奏しましたが、やっぱり全然練習してないので頭の裏の方で演奏してるようなうわずったプレイになってしまいました。ベースのジーンは別のギグでお休みとのことで、この日はグレッグさんでしたが、でも、やっぱり人前での演奏っていいなあ。緊張感と開放感はたまりません。演奏時間は一瞬でしたが、改めて自分が何者なのかというのを思い出すには十分な時間でもありました。

 Baracudaのあと、急いでサンフラン市内へ。フィルモア沿いに新しくできたhttp://sf.yoshis.com/sf/jazzclubで、MosさんMacoさん夫妻(と、もう書いてしまいますが、いいよね?)とアールクルーのライブを堪能。実は普段は余り聞かないアールクルーですが、スムースジャズの都SFではやはり大人気。大変な盛り上がりで十分楽しめました。それと、オークランドに比べて随分音が良い気がしました。天井が高いせいなのか、バランスとレベルがぴったしで、オークランドとはカセットとCD位の違いに感じました。ただ、ミュージシャンは全員ヘッドホンでモニターしてたのが気になるところ。今後新しい店から名ライブアルバムが生まれるかどうかは、モニター次第というところかもしれませんね。ちょっと慌ただしくなっちゃいましたが、MosさんMacoさんともベイエリアでの最後の夜をご一緒できて、とてもうれしかったです。

 最終日は、特に何をするともなく、荷物を詰めてから空港へ向かい、またギリギリでチェックインしてから免税店で土産を買って、それから順調にフライトでした。特に揺れもなく、P.S. I Love Youを見てました。まあ、筋書きも先行きも予想がつく恋愛映画ですが、それでもまあ、結局最後まで見ちゃいました。少し寝て、その後まだ時間があったので、I am Legendを見ましたが、こちらはちょっとガックリでしたね。最初にカタルシスを描くのは相変わらず上手いのに、途中からの展開はグダグダ。多分原作があるんだろうけど、原作者怒りませんかね?ま、そんなこんなで順調なフライトで、定刻前に成田到着。あとは上記の通りでした。

 短い期間でしたが、頑張って渡米して良かったです。会えなかった人もいたけど、普段日本で会うのとは違う感覚で話ができたことで、最近仕事のし過ぎで狭まっていた視野をまた開くことができたと思います。一人で僻地へ行くのも良いのですが、人と会うというのも旅の目的の一つとして十分だなあ、と改めて思いました。次にいつ行けるかはわかりませんが、機会を作って行きたいと思います。