トヨタ

 一つ前の日経コンピュータの中で、エリヤフゴールドラットのインタビュー記事が出てましたが、その中で、ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かを日本で発売しなかったのは、大野耐一の理論が彼の原点にあるからだ、みたいなことを言ってました。ちょうどそんなときに会社の近くの本屋さんで、平積みで陳列してたもんだからつい買ってしまいました。

トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして

トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして

 半分過ぎくらいまで読みましたが、いやあ、古典と呼ばれる本、やはり一度は読んでおくべきですね。素晴らしいです。単なる生産管理の本ではなく、ほとんど経営哲学書ですね。例えば職能別組合による流動性の高さという米国の労働文化や風土と日本のそれとを比べた上で、日本独自の生産管理技術を生み出していく過程は、なかなか感動的ですらあるし、他にもトヨタ生産方式を外注企業に展開するのに先立って、内部でじっくりと効果の実証を重ねた上で展開していくというのは、僕がアメリカに居たときにWALMARTがRfIDを強引に導入させたのに比べると、よっぽど合理的な進め方ではないかと感じます。こないだ読んだゴールドラットの本ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!にもそう言う話がありましたね。もちろん、実際の現場ではT社さんと言えば無茶苦茶厳しいお客様として有名ではありますが、こういう志の高さを目の当たりにさせられてしまうと、ぐうの音も出ないです・・・


 年が明けてしばらくは、なかなか案件が動かない日々が続いていましたが、ここ数日、久しぶりにキリキリ胃が痛むようなトラブルの頻発で、なかなかテンション高い日が続いています。そんな中、実は飲みの方も大盛り上がりなのでした!

DAL-MATTO ダルマット|食マニアを熱狂させるイタリアン
 何でも予約が取れない店として有名らしいのですが・・・確かに料理は美味しかったです。こないだの男子ごはん:テレビ東京で紹介してたロマネスクロマネスコを始めとして、普段なかなか眼にすることのない野菜の蒸し物があったり、米沢”豚”は劇ウマ!でした。他にもメジマグロの赤ワインヅケも結構良い味でした。あと、オリーブオイルをトスカーナ、プーリア、シチリアと胃って地方毎に出してくれたのもなかなか面白かったです、ただねー、ただねー・・・おしぼりは紙の使い捨てだったり、ナプキンも紙だし、店員さんが料理を説明してくれるのはいいんだけど、通り一辺倒な説明が多く、感動するという感じではなかったなあ。前に行ったikraが雰囲気・サービスに比べて料理が今ひとつだったのと反対で、料理は良いのに、それ以外が残念、といった感じでした。
 とはいえ、飲み会は結構遅くに始まったせいもあって、終電過ぎまで盛り上がり、次は同じメンバーで鍋パーティーをやることに。楽しみです!