怖いです


 首都圏に住んでる人は知ってると思いますが、今朝は山手線の事故で大変でした。僕は普段は日比谷線で恵比寿で乗り換えるのだけど、日比谷線の車内アナウンスで事故については聞いていたので、これ幸いとベッカーズで新聞読みながら優雅に朝食して、さてそろそろ山手線も復旧してるかと思ったら、なんとまだ普及してなくて、しかも再開の見通しが立たないという。仕方ないので大井町経由で京浜東北線に乗ろうとして途中の大井町の惨状が上の写真です。思いっきりぶれてますが、奥の方までぜーんぶサラリーマンです。気持ち悪いというか、怖いですね。あ、一部泣きそうな声で「今日筆記試験なんですが・・・」という電話もチラホラ。いやあ、縁が無かったねえ・・・

 友人に勧められて読んだ本。

場所はいつも旅先だった (P‐Vine BOOKs)

場所はいつも旅先だった (P‐Vine BOOKs)

 中目黒の本屋さんhttp://www.cowbooks.jp/newtop.htmlの人なんだけど、BRUTUSだったか何かでたまに記事を書いているのを読んで、なかなか共感できるなーと思ってたら、結構有名な人だったのね。サンフランやバークレー、ニューヨークとかの情景が目に浮かぶようで、懐かしい感じがしたんだなあ。意外と世代も近いのに、「旅」な人生送っててヒジョーにうらやましいというか、とにかく旅には出てみたくなったなあ。で、懐かしついでにこんな本も買ってみました。
ディビザデロ通り (新潮クレスト・ブックス)

ディビザデロ通り (新潮クレスト・ブックス)

 サンフランのディビザデロ通りっていうのは、おしゃれな雑貨さんやレコードショップなんかもあったりして、何度か行ってたこともあって、つい手に取ってみたら買わずには居られませんでした。で、いろいろ解説とかみたら、この人イングリッシュ・ペイシェントの原作者だったのね。カズオイシグロなんかもそうですが、ブッカー賞作家を追いかけていくという読み方も良いかもしれないな。で、肝心の中身ですが、まだ半分くらいしか読んでませんが、抑制の利いた文体はすんなりと体に入ってきて、つい先へ先へと読み進めたくなります。