いやはや

 早いモノで、4月になったかと思ったらもうGW。仕事がバタバタしてたせいもあって、なかなか落ち着かない1ヶ月でした。その仕事の方はというと、4月から新規開拓というミッションを与えられたのはいいのですが、こういう時期ですので正直苦しいです。あと部下が一人付いたりしたのも、結構プレッシャーなのだなあ。まあ、愚痴ってもしかたないので、とにかく足で稼いで、背中で語るしかないと割り切ってますが。で、余裕がないままGWに入ったわけですが、飲み会とかゴルフ(!)しか特に予定はないのですが、基本的にはのんびり本でも読みながら過ごそうと思ってます。

 で、読み始めたのは大分前なのですが、ようやく読了したのがこれ。

ディビザデロ通り (新潮クレスト・ブックス)

ディビザデロ通り (新潮クレスト・ブックス)

 前も書いたけど、かなり抑制のきいた感じと思って読み進めてましたが、時間・空間としてはバラバラな物語が平行して語られる中で、単純な愛情の話に帰結させず、”人間の業”みたいなモノが見えてくる感じがします。それにしても、"業"ってすごい言葉だなあ。キリスト教的価値観からは出てこない概念のような気がします。Wikipediaでは、

業とは仏教の基本的概念である梵: कर्मन्、巴: कम्मの漢訳音写の羯磨(かつま)を意訳したもの。本来は行為の意味。因果思想と結合し、業はその善悪に応じて果報を与え、死によっても失われず、輪廻転生に伴って、代々伝えられると考えられた。「ウパニシャッド」にもその思想は現れ、輪廻思想・業感縁起の基礎となる。宿業思想に発展し、一種の運命論となった。中国、日本の思想にも影響を与える。

そんなわけで、なかなか一度だけで読み尽くしたという感じがしてないので、そのうち再読するでしょう。

 それ以外のGWの読書リストですが、まずはこんな本を買ってみました。

砂漠

砂漠

 去年のノーベル文学賞作家ですね。楽しみです。