沖で待つ

 たまには愚痴を。

 4月から少しだけ仕事の内容が変わって、2年目の後輩と2年上の先輩とで3人で専任のチームでやってるのだけど、なかなか他の二人のサポートができない。特に後輩には申し訳ないなあとは思うのだけど、それなりに数字も追わなくてはいけないわけで、やはり自分自身の案件を追いかけてしまう。で、「戦場に新兵などいない!」ということで、勝手にやってくれという心境になりがちなわけです。まあ、リーダ失格ですよね。で、そんなときにこの後輩に任せていた案件が昨日失注となってしまって、僕の中では技術とかベテランの人に任せきりにしてしまって失敗したなあと、もっとしつこく直接フォローしてかなきゃいけなかったなあと、正直落ち込んでます。

 会社に入って15年が経ちますが、今まで後輩がいたのは8年前に半年ほど(その後海外へ転勤になった)だけで、その時は酒を飲んでは暴言吐くような後輩だったので、ある意味ガッツある関係が築けたと思いこんでるんですが、今度の後輩は、なかなか喜怒哀楽が見えないんで、今一コミュニケーションに自信が無いんですよねえ。仲良くなろうとか思わないで、ビジネスライクに割り切った方がいいのかなあとか、やっぱりガツーンといって洗脳っぽくやる必要があるのか、どっちにしても、疲れちゃうのだなあ。多分、昔はこういう悩みはもっと若いウチに経験してるもんなんだろうけど、最近は社内の待遇も専門職化が進んでて、部下無しで部長待遇とかにもなれちゃうのがいけないよなあ、とか、ついどうでもよい余計なことも考えちゃいます。

 たまたま今日電車で読んだ本。もともと読むのは速いのですが、草加〜中目黒の間で読み切っちゃいました。

沖で待つ (文春文庫)

沖で待つ (文春文庫)

 そうそう、サラリーマンだって、視点によってはとても劇的な人生になるんだな。特に、他人に接する機会の多い営業っていう仕事は、一つ一つの人間関係にドラマ性を持たせようと思ったらいくらでもできるのだよね。営業がクリエイティブだなあと思うのはそういう訳なんだろう。

 そうそう。今日訪問したお客さん、これまでのプロジェクトのキーマンだったのだけど、理由は不明(新任の取締役とウマが合わないという噂・・・)なのだけど別の部門に異動になってしまったというので、状況伺いと場合によっては元気づけのためにと思って挨拶しに行ったら、本人全然そんなこと無くて、むしろ前向きで、逆に何か提案してこい、くらいな勢い。こういうお客さんとは、仕事のある無しに関わらず、ずーっと付き合っていきたいなあと思います。