また一人

Drummerworld: Richie Hayward
 僕のフェイバリットドラマーの一人が、肝臓がんで亡くなったらしい。この人を最初に聞いたのは、実はこれ。

JAPANESE GIRL

JAPANESE GIRL

 どっちかの面のバックバンドがLittelFeatで、そのドラマーがこのリッチーヘイワードなのだけど、バンドでコピーするっていうことで初めて聴いたときに、一体この深いグルーブはなんなんだ!?ていうか、グルーブっていうもの自体を初めて強烈に意識させられたのを覚えてます。白人ドラマーでグルーブマスターというと、やっぱりジェフ・ポーカロが上がってくると思うけど、同じ16ビートでも、ジェフのグルーブはどっちかというと黒人のノリを徹底的に研究した感じで、あの領域に達するのは無理!と思ってたところに、バタバタした感じの中に奥深い揺れと呼吸、こういうグルーブもあるのか!と瞠目したものです。もちろん黒人のドラマーが大好きなのだけど、自分のプレイの方向性としては、このリッチーとか、ジャズではアースキンとかのような、すり足型というか、呼吸系というか、まあ言葉では伝わらないけど、そんな感じかなあと思ってます。