先生

いねむり先生

いねむり先生

 久しぶりに本が読みたくなり、近所の本屋で購入。今日は本当は髪の毛を切りたかったのだけど、結局昼からビール飲んでメシ食ってコーヒー飲みながら、ずっとこの本を読み続けてたら夕方になっちゃったので断念。

 昔から、決して好きというわけではないのだけど、この人の文体というか、語り口みたいのがが心地良いので、結構読む本に困ったときに読むことが多い。なんだか、どっぷりと人間にハマっておきながらちょっと距離を置くような語り口の印象。旅の紀行なんかもサラッと読める割には心象に残るというか、まあ、本当は好きなのかな・・・

 それにしても、主人公ほどでは無いにしても、ここ最近の自分自身もほぼどん底というか、そういう中で、「先生」と呼べる人がいるといいのになあとは、本気で思いました。先生とまではいかなくても、会社の先輩で一人尊敬できる人がいて、といっても年は一つ上ですが、でも最近は特にそういう立場の人が忙しすぎて、なかなか相談したりすることもできず、それは多分僕だけではなくて、組織全体にそういう雰囲気が蔓延している気がします。それをリーダーシップで引っ張って・・・みたいに言う人もいますが、ちと違うんだよなあ。

 とにかく、読後、改めて色川武大阿佐田哲也)の本を読み返したくなっちゃいました。今年は夏休みが多いので、本でも担いでどこか田舎に篭るのもいいかもなあ。

狂人日記 (講談社文芸文庫)

狂人日記 (講談社文芸文庫)

百 (新潮文庫)

百 (新潮文庫)

麻雀放浪記 1 青春篇 (文春文庫)

麻雀放浪記 1 青春篇 (文春文庫)