夏の読書(3)と音楽

 特にどこにも行かず、実家と自宅とで練習と読書三昧と、これはこれで充実した夏休みです。

あの日からのマンガ (ビームコミックス)

あの日からのマンガ (ビームコミックス)

 こないだの注文後、CDとかと一緒に追加して購入。もともとしりあがり寿ファンで、初期のエレキな春 (ジェッツコミックス)に始まるギャグマンガももちろんですが、方舟とか、ジャカランダなどのカタルシスを描かせても、天才的なところがあってとても大好きな漫画家です。で、その彼が3.11をどのように描いたのかは興味があったのですが、朝日新聞地球防衛家のヒトビトを連載してて、その3.11後とその他短編ですが、放射能への不安などを描いてるやつとか、やっぱり上手いなあと思いました。そう、この人はギャグマンガの時も、常に”不安感”みたいのを感じるのだよな。何か絶対的なものに対する幻想とか不信感とか危うさとか、とにかくそういうものを信じたり、頼ったりしないという姿勢は徹底されてきたなあと思いました。

そうだったのか! 中国 (集英社文庫)

そうだったのか! 中国 (集英社文庫)

 最近中国づいてる僕に会社の先輩が貸してくれたのでサクっと読んでみました。こないだの中国共産党 支配者たちの秘密の世界もようやく読み終わったのだけど、より大きな歴史的な流れなどを理解するのにちょうど良かったです。それと、ちょうど休み前の仕事で中国と直接やり取りしている会社に行って話を聞いたのだけれども、民間ベースとはいえ、やっぱり中国の施策・戦略って空恐ろしいという感を持ちました。詳細は書けませんが、結局のところ一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)をもろそのまま志向している様な感じさえしました。ちなみに、こんな本も拾い読みしたりしてました。
中国次世代自動車市場への参入戦略

中国次世代自動車市場への参入戦略

 とても詳しく書いていて、某研究所が出している50万円の調査資料なんていらないんじゃないかと言う気がします。これと、こないだ買った中国エネルギー事情 (岩波新書)とでひと通りの仕事関係の知識は得られた気がします。あとはこれをどうビジネスに結びつけるか・・・これが難しいのですが。



 本と併せて久しぶりにCDも大人買い

Afetuoso

Afetuoso

 だいぶ前に買っていたのだけど、iTunesに取り込んでから聞いてなかった(最近多いんだよなあ・・・)のだけど、たまたまピアノトリオが聴きたくて、そしたらはまってしまいました。リズムがちゃんと前に出てくるのだけど、リリカル?というのかクラシックっぽい響きというのかポップなメロディなのか、ま、とにかく僕の中ではライル・メイズ(のソロ)をさらに柔軟にした感じのイメージです。で、早速HMVで発売中のものをまとめて発注。
Lachrimae

Lachrimae

Duo: Piano & Voz

Duo: Piano & Voz

De Arvores E Valsas

De Arvores E Valsas

Mpbaby-Clube Da Esquina

Mpbaby-Clube Da Esquina

Canto

Canto

Miramari

Miramari

他にもあるのだけど、Amazonでは出てこないし、出てくるのもほとんど在庫なしじゃないかなあ?HMVも在庫が怪しくて、まとにかく入庫したものから発送にしてて、今のところ3枚届きました。まだ少ししか聴けてないけど、印象としてはよりクラシックっぽい感じがしてます。iTunesのジャンルはBrazilにしてたのだけど、Jazzの方がいいかなあ・・・ま、ジャンルなんてどうでもいいのだけどね。

 さてさて、本当なら今週いっぱい休んでもいいのだけど、世の中は動いてるわけで、一応明日は出社の予定です。