1973年
本当はセッションに行くつもりだったのだけど、なんかまだ疲れが取れない感じだったので今日は泣く泣くお休み。
その代わりと言うわけではないのだけど、出張中に録画していたマイルス・デイビス・イン・トーキョー1973を見た。想像してたよりも衝撃的というわけではなかったけど、映像であの時代が見ることができるのは貴重です。2年後のアガ/パンと比べるとバンド自体がまだなんとなく馴染んでない印象があるのだけど、特にアル・フォスターはアガ/パンの方が勢いがあっていいと思うな。さらにマイケル・アンダーソンも呑気に弾いてるように見えるので、エムトゥーメイが一人で頑張ってる感じです。肝心の音楽ですが、いやー、正直、今の僕にはこの時期のマイルスに没入して吸収する体力と集中力がありません。学生時代にアガ/パンを聴いたときは、「これこそ即興音楽の究極だ」と本当に鳥肌ものでしたが、今はオーガナイズされた部分と即興の部分、気持ち的にイッてしまう部分と我慢する部分とのバランスを取りたい気分です。これも年なんですかね。
NHKのマイルスといえば、復帰直後の81年だったかの新宿西口でのライブ(we want milesの時のやつ)も再放送しないかな。昔渋谷のスイングで見たきりなんだよね。
別にマイルスに刺激を受けたからというわけではありませんが、同じ73年に発売されたのがピンクフロイドの”狂気”で、ちょうどボックスが出てるじゃないですか!いやね、どうしよっかなーと思ってはいたのですが、結局他のボックスと合わせて発注。しかも久しぶりのインターナショナルシッピングです。日本だと”狂気”ボックスの方は売り切れみたいですが(HMVも)、そんな時こそ米Amazon.comへ発注なのです。余裕でInStockでした。
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同じ1973年に、一方ではマイルスが即興の炎を燃やし続け、もう一方ではピンクフロイドがサウンドの伽藍を構築していたわけですね。